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2008-12-25

二つのボクシング番組

 昨日の内藤チャンプの試合は良かったね。
 最後は爽快だった。

内藤が4度目の防衛 WBCフライ級タイトルマッチ


 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は23日、東京・両国国技館で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田)が挑戦者で同級13位の山口真吾(渡嘉敷)に11回1分11秒、TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。

 34歳3カ月の内藤は、自らが持つ日本のジムに所属する選手の世界王座最年長防衛記録を更新した。

 リーチで10センチ上回る内藤は序盤から主導権を握り、終盤に逆転を狙った山口に押される場面もあったが、11回に左フックから右の連打でダウンを奪うと、さらに畳み掛けた。戦績は39戦34勝(22KO)2敗3分け。

 山口は3月の世界ボクシング協会(WBA)フライ級に続く3度目の世界挑戦でも王座に届かず、戦績は31戦23勝(9KO)6敗2分け。

 日本のジムに所属する男子の現役世界王者は史上最多タイの7人で変わらない。




  ■日本のジムに所属する選手の年長世界王座防衛

 順 名  前    階  級     王座防衛日      年 齢 

(1)内藤 大助(C)フライ    2008・12・23  34歳3カ月

(2)徳山 昌守(C)Sフライ   2006・02・27  31歳5カ月

(3)上原 康恒(A)Sフェザー  1980・11・20  31歳1カ月

(4)輪島 功一   Sウエルター 1974・02・05  30歳9カ月

(5)渡辺 二郎(C)Sフライ   1985・12・13  30歳8カ月

(注)(C)はWBC、(A)はWBA



産経新聞 2008.12.23 20:40


 第一ラウンドの時の、チャンプのパンチが挑戦者の顔の側面を捉えた場面のスロー再生を見て、「これはチャンプの勝ちだなぁ」と思ったが、その通りになった。

 ただ、終始チャンプ優位の試合展開だったので、最後に判定で勝ちかな、と思っていたら、11ラウンド目のあの若干の打ち合い状態から、一回目のダウン。
 あの時の挑戦者をダウンせしめたチャンプの右は実にカッコ良かったもんだ。
 更にその後、一気にKOを決めに行ったあの攻めは、マンガ「はじめの一歩」を彷彿とさせる凄味だった。「リアルはじめの一歩」と呼ばれるだけの事はあるホント。

 実はこの日、関西ローカルでは、もう一つのボクシング番組が放送されていた。

 といっても、番組そのものはバラエティで、その中で、或る元ボクサーの軌跡を扱う形だが。

 その元ボクサーの名は、赤井英和。
 今では俳優・タレントで知られるあの人ですな。

 「浪速のロッキー」と呼ばれ、世界タイトル獲得も期待されたが、結局無冠のまま、その選手生命を絶たれた悲運の男・・・といった趣の内容で、ちょうど内藤チャンプの試合を見た後だった事もあり、この赤井の特集には胸にグッと来るものがあった。

 人の「運命」というものの不思議さというか、不条理というか。
 赤井があのまま世界タイトルを得ていたら、どうなっていたのだろうと思うが、しかし歴史にIF無し。

 ただ、その時に賭け、その時を懸命に戦ったという事実が、感動を呼ぶんだろうなぁ・・・ボクサーとしては対照的な軌跡を辿っている内藤チャンプと赤井英和だが、その一点に於いてだけは、全く同じものに違いない。
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