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2009-01-06

年の初めの仕事始め

 今日から仕事始めって所は多いんだろうねぇ。

 ウチも今日からが仕事始めだったわけだが、それを意識して余り眠れなかった。

 「新年からどうしようかな〜・・・」と考え込んでしまって、何時の間にか・・・といったところだ。
 そんな人は案外少なくないんではないですかな?
 ・・・私だけですかそうですか(笑)。

 家を出て、普段通勤で通る道を歩きながら何となしに見渡していると、やはりまだまだ町は閑散としている。
 通り道にあるスーパーが6日から開店するので、そこから本当の意味での「普段通り」の町の日常に戻るのだろう。

 それにしても、本日は妙に温かかった。冬真直中だというのに。


 しかし、いざ仕事となると、考え込んでた割に普段とやる事が変わらんがな(笑)。
 唯一違ったのは、会う人会う人に

 「明けましておめでとうございます。
  今年も宜しくお願い致します。」

 と言って御辞儀をした事くらいか。





 昼に皆で何気なく談笑していると、去年の夏からウチで働いてくれているパートさんに関する話になった。

 「ウチも夏から事業拡大(笑)じゃ〜!」という事で、我らが偉大なる事業主様は、思い切って巨費を投じて職場を新装し、事業上の必要から、新規人員を募集する御決断を下された。


 派遣会社から。


 そう。当初、世間の流行に関心の無い事業主様は、「ここは一発、派遣会社に頼んでみっか♪」という軽いノリで派遣会社に電話を掛けてみたのだった。

 「おお・・・派遣会社!」
 「ウチにも遂に時代の波が・・・!!」

 どよめく職場(といってもその時人居なかったが)。
 で、実際に事業主様が、派遣会社の方と交わしたやりとりはこんな感じらしい。

事業主:「今度ちょっと、パートの人雇いたいんですけどね。時給八五〇円くらいで。」

派遣会社:「じゃあ一時間当たり一九〇〇円くらい頂きます。」

 ・・・。

 後日、事業主様は同業者の知人さんと、この一件について話をしたらしい。
 すると、その知人さんも又同じ様に、派遣会社の方に連絡をとって、時給七五〇円で人を回してもらおうとしたところ、一時間一七〇〇円ほどを要求されたという。


 これ以降、派遣会社に関しては、我々の間では

 「何だ派遣ってのは!」
 「五割以上ピンハネかよ!!」
 「極悪業界があ!!」

 という認識で統一されたのだった。

 それはともかく、少なくとも派遣会社を経由しての人員確保よりかは、直接雇用の方が半額以上安く済むのは明らか、という事を、身近な話を通じて知るところとなった。
 更に、仕事への熟練等も合わせて考えると、派遣社員より直接、それも長期に雇用する方が、使える人材を確保出来るのだから、どう考えても全然お得としか思えない。

 そうなると、必然的に『派遣会社』の存在意義と、その派遣会社を通じての人材確保の是非というか、意味が問われる。
 ぶっちゃけ派遣業は社会上、不必要としか思えない。
 無論、派遣でしかやっていけない職種は除くが。

 やはり、結局のところ「解雇し易い人員」が欲しいんだろうなぁ、大企業は。
 それで金儲けがしたい、と。
 そもそも、数年前まではリストラの嵐で失業率も5%台だった。企業側にしてみれば、せっかく人員整理して人件費削減したのに、これで再び正社員増やしたら元の黙阿弥になる、といったところだろうか。

 景気のいい時には事業を拡大して派遣会社から社員回してもらい、それで工場を機能させて大量生産。
 で、いざ景気が傾いたら即御払い箱に出来る。

 だから実際、世界的な不況という情勢に合わせて、期間工や派遣社員は真っ先に解雇や契約解除という事になった。

 そういう意味では、派遣社員は正にモノ扱いというわけだ。
 酷いもんである。

 財界(経団連)の御偉方達は、政府の経済財政諮問会議を直接通じて、外国人労働者の受入、移民を提唱しているが、これも低賃金労働者で一儲け、というところだろう。
 彼等がこういった短絡的な儲け話に走るのは、日本はもう経済成長なんて殆どしないんだ・・・という実に悲観的な発想、勝手な迷信に囚われているからで、それは国、つまり日本人を信じていないという心裡が根底にある。自虐教育の弊害と言える。

 でも実際には、去年の一〜二箇月間だけで八万五千人も失職者が出ている。外国人なんか受け入れんでも人は在る。
 輸出依存なんて博打的な金儲けに走るより、内需喚起を基軸とする、あらゆるものを機能的に循環させる健全経営を、国民皆で目指すべきではないか。
 それが日本再生への王道ってものだろう。



 して、何でこんな派遣の話をしていたのかというと、その時聞いていたテレビの報道で、例の「年越し派遣村」についてやっていたからだ。

 これを聞いていた事業主様が、いきなり「何かおかしいよなこれ」と言い出したので、私がそれに「ですよね〜」と合わせた為、どんどん話が膨らんでいったのだった。


事業主様:「そもそも解雇されて直ぐ路上生活とかどうなっとんねん。」

私:「ですよね〜、半数以上はただのホームレスだったっていう目撃情報がネットで散見されてますしね。」

事業主様:「そうやろなぁ。どう考えてもそんなんが集まるわなぁ。
 明らかにこう、『コイツら、ちゃうなぁ!』ってのを感じさせる。」

私:「大体、日比谷公園なんていう、大企業や官庁が近くにある土地をわざわざ占拠して村設けてるんですよ。しかもデモやるとか。」

事業主様:「普通そんな暇無いやろ。」


 「派遣業は明らかにおかしい」という見解の事業主様も、年越し派遣村には全く容赦が無かったのであった。


 まぁ、この派遣村のおかげで、大企業がどうして派遣会社(派遣社員)に一部人員を依存していたのか、別の意味でよく解った気がする。

 だってこんな仕事ほっぽらかして「飯出せカネ出せ住処出せ生活保護寄越せ」とゴネまくりそうな連中(例:派遣村の主宰者等)、出来る事なら雇いたくないでしょ。
 それに、一度正社員にしてしまうと、労働法関連規で守られる事になるから、なおさらこの手の連中は厄介者になってしまう。

 だからこないだキヤノンは黄犬契約まがいの求人出してたわけだ。

大分キヤノンの求人に不適切記載 厚労省「ハローワークに問題」

 キヤノン子会社「大分キヤノン」(大分県国東市)が今月、公共職業安定所(ハローワーク)で公開した期間社員の求人票に、労働組合に入らないことが雇用条件と、求職者が誤解する恐れのある記載があったことが25日、分かった。記載は同社とハローワークが協議して決めたもので、厚生労働省が「不適切」として大分労働局に指導し、削除させた。

 同省職業安定局は「詳しい経緯は調査中だが、ハローワークは本来こうした記載がないよう指導する立場にあり、対応に問題があった」と話している。労働局に対するこうした指導は異例で、雇用を巡る不安が広がる中、ハローワークや企業の配慮を欠いた対応に批判の声が上がりそうだ。(07:02)

日経新聞 2008/12/26


 何となく納得。
 しかしこの理解は間違っている気もする(笑)。


 今日は特に変わった事は無く仕事を終えたが、この調子で年を越せたらなぁ・・・と祈るばかりです。





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